故人の好みを反映させた「音楽葬」とは？

最近は、故人の好みの音楽を流す音楽葬というものもあります。
音楽葬は、お葬式の中における演出の一つということで音楽を流し、音楽によって故人を天国へ送るということを主な目的としている自由葬のことです。
音楽葬は、自由葬として主に執り行われることがほとんどなので、神父や僧侶のような宗教的な関係者の参加や、キリスト教式や仏式などといった宗教儀礼も一切無いものの、式次第の流れは普通のお葬式とはほとんど変わりません。
お葬式の前には通夜を行うこともあります。
音楽葬においては、クラシックをお葬式の中で流す場合が多いです。
クラシックを流す理由は、故人が生前に好きだったからという理由や、自由葬の演出として厳かな雰囲気を醸し出したいなどということがあります。
クラシックであれば厳粛な雰囲気にもしっかりと馴染むうえに、初めて音楽葬を体験する人からしても、割と抵抗なくお葬式に参列することが出来ることでしょう。
他にも、洋楽を流すという人もたくさんいます。
洋楽の種類にはポピュラーやジャズを始めとして、他にもロックやブルースなどといったいろいろな種類があり、厳かな雰囲気をなるべく壊さない曲を選択するのが一般的ではありますが、故人が好きな曲があるならその曲を流してみるのも良いでしょう。
音楽葬ではCDを流すだけでなく、生演奏をすることも出来ます。
生演奏であればお葬式の雰囲気をまったく壊すことなく式を進めることが出来るでしょう。